通販サービスが人気になっています。
利用者からすると、主にインターネットから注文及び配達の依頼をすることができ、しかも短時間で商品が自宅に届けられるので、大変便利で利用者が増えてきています。
この通販サービスを提供する業者側にとっては、配達の遅延などは評判の低下につながるため、常に高い品質の物流サービスを提供する必要があります。
そのためには、物流倉庫のシステム的な対応はもはや必須の状況になっています。
現在の通販事業を展開する倉庫の状況としては、多くの部分をシステマティックでオートメーション化された設備が増えてきています。
インターネットからの注文に対して、コンピューターが自動的に倉庫内の在庫をチェックし、出庫及び保管場所の指示まで行なってくれます。
作業員はそれに従って出庫作業を行なうだけなので、短時間での作業が可能になっています。
今後ますますシステムの面で機能向上が図られ、より効率の良いものが開発されていくといわれています。
規模の大きな通販サイトでは、顧客からの注文を素早く発送するために物流センターという施設を持っています。
物流センターには商品在庫が保管されており、注文に応じて発送するまでの作業が行われます。
具体的には通販によって届いた注文を元に、商品が棚から取り出されます。
この作業をピッキングと呼び、多くの作業員を配置することで、広大な物流センター内でも時間をかけずに取り出せるようになっています。
ピッキングによって注文された商品を選び終えると、次にダンボール箱への梱包が行われます。
パッキングと呼ばれるこの工程では、無駄のないように商品サイズに合った箱が選定され、商品の明細やカタログなどと一緒に箱詰めをします。
自動化が進んでいるセンターでは、この工程はベルトコンベアが使われスピード化を実現しています。
最後に梱包が終わったケースを、配送先毎に仕分けしてトラックに載せます。
この積み込みも大きなセンターでは自動化されています。
在庫が減った分や新しく入荷した新商品については、随時倉庫内に保管され次の出荷を待ちます。